カワセミ 遠 江 支 部 探 鳥 地 案 内 浜名湖・細江湖(浜松市) 本坂林道(浜松市)
船明ダム(浜松市)
佐鳴湖(浜松市)
桶ケ谷沼(磐田市) 磐田大池(磐田市)
県立森林公園(浜松市)
太田川河口(磐田市)
天竜川河口(磐田市)
小笠山(袋井市・掛川市)支部報紹介
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●各部会活動県立森林公園 静岡県浜松市 旧浜北市の北に位置する標高約100mの丘陵地帯。200haほどのアカマツ林が大部分で、身近な裏山の典型として冬はカラ類を中心に、初夏は小鳥のさえずりが楽しめる。バードピアもでき探鳥の起点となる。
〔探鳥モデルコース〕
ここでの探鳥は早春までの冬場がよい。岩水寺前の舗装道路を北へ進むと水路ばたのキセキレイにまず出会う。そのまま道路を進んで行けば、途中コジュケイ、ホオジロ、アオジ、アオゲラの声や姿が認められるだろう。岩水寺から20分くらい歩いたところで売店のあある十字路に出る。十字路を左の道路へ入ると、道沿いの林にはカラ類の群れに混じってコゲラやメジロもすぐ近くまで飛んでくる。またツグミ、シロハラも姿を見せてくれる。売店から250mほどで再び十字路となり、ここは右手に折れる。歩きながら時々上空に目をやればノスリが飛翔していることもある。しばらくしてT字路に出るがここは右折し、「里桜の丘」を過ぎたあたりで駐車場に着く。マイカーの場合はここを拠点に散策を始めてもよい。近辺にはジョウビタキやカシラダカ、時には桜の木にウソを見出すこともある。
トイレ南側(左)の小径を林内へ。最初は下り坂、そして10分ほどで親水広場を経て林を抜けると西ノ谷奥池が見えてくる。周辺ではカワセミの飛行姿がよく見られ、池ではアヒルに混じってマガモやヨシガモが泳いでいることがある。周りの林にはカワラヒワ、ビンズイ、シメも現れるであろう。
岩水寺から奥池まで徒歩で約1時間のコースである。他にも園内の道は整備されていて歩き易いので、時間に余裕があれば「自然観察の道」や「野鳥の森」など自由に歩かれるのがよいと思う。
なお、公園内の道路は休日ともなると車の通行が多いので、充分気をつけるようにしたいものである。できるならば休日を避けて週日に行った方が成果があがるだろう。最近では駐車場拡張や人工建造物等の設置も次々と進められてきて行楽シーズンには訪れる人々でごったがえすようになり、以前の静寂な環境を求めるのが困難な状況になりつつあるのが残念である。森林公園のシンボルとして親しまれていたミヤマホオジロは見られなくなって久しく、クロジ等もまれな存在となってしまった。〔交通〕
JR浜松駅より「二俣山東」行バス約50分、「森林公園入口」下車。来た方へ戻り、すぐのT字路信号(根堅)を右折して5分、最初の信号を右折して約5分で岩水寺。
車使用の場合は浜松方面から国道152号を北進。上記「根堅」の信号を左折。岩水寺前の舗装道路を進めばバードピアの駐車場へ出る。
カワセミ
マガモ ♂ 県立森林公園(浜北市)確認された野鳥(1988年〜2001年)
カイツブリ・カワウ・コサギ・アオサギ・マガモ・カルガモ・コガモ・ヨシガモ・トビ・オオタカ・ノスリ・サシバ・クマタカ・コジュケイ・キジ・キジバト・アオバト・カワセミ・アオゲラ・コゲラ・キセキレイ・セグロセキレイ・ビンズイ・ヒヨドリ・モズ・ルリビタキ・ジョウビタキ・トラツグミ・シロハラ・ツグミ・ウグイス・キクイタダキ・エナガ・コガラ・ヒガラ・ヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カシラダカ・ミヤマホオジロ・アオジ・カワラヒワ・マヒワ・ウソ・シメ・スズメ・ムクドリ・カケス・ハシボソガラス・ハシブトガラス
(以上51種)
(プラスアルファ)
4月の岩水寺は桜の名所として有名だが、5月の森林公園ではモチツツジの淡いピンク色の花が新緑に映えて美しい。ツツジの花を訪れるクロアゲハは春の香を運んでくる。家族連れでハイキングを楽しむには絶好の環境。観察の拠点となるのはバードピアである。ここでは年間を通して休日等には観察会等を実施しているので参加されることをお勧めする。
サワギキョウ ビオトープに咲く クチベニダケ 秋はキノコも多い