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支部報紹介 2009年7・8月号(Vol
242) より
季節の鳥 タマシギ (タマシギ類タマシギ科)
撮影 2008.6.20 掛川市横須賀 写真左:雌 右:雄
田園地帯で稲がのび始める夕暮れ時「コォーコォー」と、あやしげな鳴き声が聞こえてくる。タマシギの雌が求愛相手の雄を呼ぶ声と人のいう。
雄、雌共に勾玉(まがたま)のような(ヒスイ、メノウ、碧石で作った古代の装飾品)アイリングで、一度お目にかかったら忘れられない鳥である。
雌、雄の関係が逆転しており、巣作り、抱卵、子育ては雄が行い、外観も雌の方がはるかに派手である。その間、雌は別の雄を求めて求愛活動を行っているとのこと。一説には雄に子育てをまかせて、子孫を残す行動を本能的に行っているとのこと。最近、水田の減少(休耕田)、農薬使用による水生生物の減少等で、タマシギの姿を見ることが少なくなってきているが、少しでも自然環境を維持しつつ、この独特の容姿がいつまでも見られるように願っている一人である。
津久井 克美
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