日本野鳥の会 遠 江 支 部      


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 支部報紹介   2008年3・4月号(Vol 234) より     

季節の鳥  ウソ (スズメ目アトリ科) 

冬のバードウォッチングの楽しみのひとつが赤い鳥を見ることです。赤い鳥のウソのオスは、頬から喉にかけて鮮やかな赤で、頭が黒、お腹は灰色、嘴は花の芽を食べやすいように小さいけれども丈夫そうで、その姿はまるまるとしていてとても可愛らしいです。名前は「フィーフィー」と口笛を吹いているような鳴声(嘯く:うそぶく)に由来しているようです。昨年はウソの当たり年で沢山のウソが遠江地区で見られました。またお腹までほんのり赤いアカウソが多かったように思います。稀にまっ赤なウソもいます。ウソは日本でも繁殖し、冬に低地に移動してくるようですが、アカウソは大陸で繁殖し、日本に渡って来て日本のウソと一緒に行動するようです。昨年は団体で日本を偵察にやってきました(嘘?)。もし昨年日本が気に入ったのなら桜の花が咲く前に赤いウソで満開になるのではないかと期待しています。もっともウソが桜の芽を食べるので桜の花の満開は期待できないかも知れませんが。なお、磐田の天神様にウソの木彫人形が売られています(本当です)。

 
                                        (梅原進)