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支部報紹介 2006年11・12月号(Vol
226) より
季節の鳥 エナガ (スズメ目エナガ科)
丸っこいからだに長い尾が特徴で、名前もそこから付けられたかわいいきれいなエナガ。 小鳥の例にもれず、一日中エサ採りに忙しく、ジュリジュリと独特の鳴き声をたてながら、他
のカラ類、コゲラ、メジロなどと集団で移動してゆきます。
かっては炭用とされた林で、エナガは木の上部それも枝先で、樹皮の間の昆虫やクモなどを枝にぶら下がりながら探します。同じ集団の中でも、シジュウカラは木の下部で、コゲラは幹近くでと、エサ採りの場所についての競合はないようです。
しかも、移動のコース、時刻はほぼ決まっているようで、晩秋から冬にかけては、朝の散歩の折によく出会います。
一年を通して、低山や丘陵地の林をすみかとしているので、目にする機会が多いのですが、採り残された熟柿をメジロと共ににぎやかについばむ集団を見かけます。
エナガの巣材はコケ類と羽毛。巣の内部に敷き詰めるための白い羽毛をくわえて、林の中へ急 ぐペアを目にしたことがあります。どこにどの様な巣が作ってあるのか、ぜひ見てみたいものです。
白谷光彦
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