日本野鳥の会 遠 江 支 部   


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 支部報紹介  2004年3・4月号(Vol 210) より 

 季節の鳥  クロツグミ(ヒタキ科ツグミ亜科)  

 
私 の住む細江町の北側には西から尉ケ峰、東は二三月峠と高さ200 〜500m の山々が連なっています。野 鳥の観察を始めた’60 年代は杉などの植林もまだしっかり手入れされており、雑木林は少ない状態でした。そのため鳥の囀りの期待できる春の早朝に行っても、ウグイスやシジュウカラがいるだけの殺風景なところと思っていました。し たがって春の愛知県の茶臼山や中川根の蕎麦粒山に行って鳥達の大コーラスを聞くのが楽しみでした。
ところが次第にその茶臼や蕎麦粒でのコーラスが小規模になってきたのと裏腹に、手入れが怠り雑木林が増えてきた地元の尉ケ峰や二三月峠に行くと以前はいなかった(私が知らなかっただけかも)オオルリやコマドリそしてクロツグミがけっこういるではありませんか。
特 にクロツグミは林道に降りて餌を探しているところが良く見られます。近 隣の引佐町の三岳山にもけっこうたくさんのクロツグミがいます。自然環境の変化で少なくなる生き物もいるなか、たくましく勢力を広げていくものもいるようです。

kazu